花粉症によく用いられる漢方薬には葛根湯、柴朴湯、小柴胡湯、小青竜湯などがあります。漢方薬による治療では症状ではなく体質によって薬を選択するので、本格的には専門家の見立てが必要です。
漢方薬は体質との相性がよいとかなりの症状の改善が期待できますが、現代医学的に効果が確かめられたものは小青竜湯だけです。病院で処方を受ければ保険が利きますが、一般の病院では漢方の専門知識をもった医師はめったにいないため、和漢診療科などで受診することがおすすめです。抗ヒスタミン薬などの西洋薬との併用も行われ、女性の妊娠・授乳期にも比較的安全といわれています。花粉症の症状を抑える即効性の薬のほか、長く飲み続けて体質を変えて根治をねらうとされる種類の薬もあります。
漢方薬なら副作用がないと思われがちですが、小青竜湯や葛根湯に含有されるマオウは、体質または服用量によっては動悸や血圧上昇などが起こりやすいのです。ただ、抗ヒスタミン薬のような眠気は起こりません。
